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赤間神宮は怖い?心霊伝説の真相と最強の守護ご利益を現地徹底調査

赤間神宮は怖い?心霊伝説の真相と最強の守護ご利益を現地徹底調査

こんにちは。社結び、運営者の友護です。

「赤間神宮 怖い」という検索結果を見て、せっかくの旅行計画をためらっていませんか。

竜宮城のような美しい水天門の写真は魅力的ですが、その裏にある耳なし芳一の伝説や平家の墓にまつわる呪いの噂、さらには霊視による心霊スポット説などを目にすると、足がすくんでしまうのも無理はありません。

一方で、癌封じや安産のご利益、美しい巫女の舞や御朱印といった神聖な魅力も混在しており、結局のところ行っていい場所なのか判断に迷いますよね。

でも、安心してください。現地を歩いて分かったのは、そこが単なる恐怖の場所ではなく、悲しい歴史を癒やすための温かい祈りに満ちた聖域だということです。怖い噂の真相から、実は最強と言われる守護のご利益まで、あなたの不安を期待に変えるための情報を包み隠さずお話しします。

この記事のポイント

  • 怖いと言われる理由(耳なし芳一や七盛塚)の真実
  • 霊視で語られるエネルギーの正体と現地の雰囲気
  • 水難除けや安産、病気平癒などの意外なご利益
  • 参拝前に知りたい御朱印やお守り、アクセスの詳細

赤間神宮は怖い場所?恐怖の伝説がある理由と真相

赤間神宮は怖い場所?恐怖の伝説がある理由と真相

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「赤間神宮 怖い」と検索してしまうのは、ここが単なる神社ではなく、1185年の源平合戦の悲劇的な結末「壇ノ浦の戦い」の舞台そのものだからです。

目の前に広がる関門海峡は、かつて数え切れないほどの命が失われた海。そして、鮮やかな朱色の水天門は、わずか8歳で入水した安徳天皇のために「波の下の都」である竜宮城を模して建てられましたが、その美しい景観の裏には、幼くして命を落とした天皇への深い鎮魂の意味が込められています。

境内には小泉八雲の怪談「耳なし芳一」の舞台となった芳一堂や、平家の武将たちを祀る七盛塚があり、かつてはこの周辺で海難事故が多発したため、怨霊を鎮めるために供養塔が集められたという歴史も残っています。

夜になるとライトアップされた社殿は昼間とは異なる幽玄な雰囲気を醸し出し、心霊スポットとして語られることもありますが、これらの伝説は歴史の重みそのものでもあります。まずは、なぜ怖いと言われるのか、その真相と現地の不思議な雰囲気を深掘りしていきましょう。

平家の墓である七盛塚の怨霊伝説とは?

平家の墓である七盛塚の怨霊伝説とは?

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赤間神宮の拝殿に向かって左手、少し奥まった場所にひっそりと佇むのが七盛塚(ななもりづか)です。ここには、平知盛(とももり)、平教盛(のりもり)、平経盛(つねもり)など、名前に「盛」の字を持つ平家一門の代表的な武将たちが祀られています。

1600年の海難事故と祟りの封印

実はこの場所、最初から整然とした墓地だったわけではありません。

伝承によると、関ヶ原の戦いが起きた1600年頃、この関門海峡では海が荒れ狂い、原因不明の海難事故が多発したそうです。当時の人々はこれを「壇ノ浦で無念の死を遂げた平家の怨霊の仕業だ」と恐れ、パニックに陥りました。

この事態を収拾するために、当時、阿弥陀寺(あみだじ)と呼ばれていたこの寺の住職が、周辺に散らばっていた供養塔を一箇所に集め、手厚く祀ったのが七盛塚の始まりとされています。つまり、ここは荒れ狂う「祟り」を鎮めた封印の地という側面を持っているのです。供養の結果、海難事故はピタリと止んだと言われています。

昼間でも感じる独特の威圧感

実際に訪れてみると、七盛塚の周辺だけ木陰になっており、真夏でも少しひんやりとした静寂に包まれています。

整然と並んだ墓石を前にすると、歴史の重圧というか、言葉にできない威圧感を感じるかもしれません。「写真を撮ると何かが写る」といった噂が絶えないのも、この独特の空気感ゆえでしょう。

ですが、彼らは国を守るために命を懸けて戦った武人たちです。「怖い」と避けるのではなく、静かに手を合わせ、「安らかにお眠りください」と祈ることで、恐怖心は敬意へと変わっていくはずです。

注意ポイント

七盛塚は観光地である以前に、無念の死を遂げた方々の墓所です。興味本位で騒いだり、墓石に触れたりする行為は絶対にやめましょう。敬意を持った参拝を心がけてください。

霊視で解明される心霊現象の噂とは?

GoogleやSNSで赤間神宮について調べていると、サジェスト機能で「霊視」や「スピリチュアル」といったキーワードが出てきて、ドキッとしたことはありませんか?

これは、霊が視える芸人として有名なシークエンスはやともさんをはじめ、霊感を持つ著名人やYouTuberの方々がこの地を訪れ、その特殊なエネルギーについて言及したことで大きな話題になったことが背景にあります。

では、実際に「視える人」には、赤間神宮の何が視えているのでしょうか。その噂の真相と、エネルギーの正体に迫ります。

悪い霊がいるわけではない?

心霊現象と聞くと、すぐに悪霊や呪いをイメージしてしまいがちですが、霊視の観点から語られる赤間神宮のエネルギーは、もう少し複雑で深いものです。

多くのスピリチュアル関係者が口を揃えるのは、ここには「強烈すぎるほどのエネルギーが渦巻いている」という点です。

しかし、それは単に怖いお化けがいるというホラー映画のような単純な話ではありません。800年以上前の歴史的背景と、人々の想いが巨大なエネルギーの塊となって残っているのです。

渦巻く3つのエネルギーの正体

具体的にどのような気が混ざり合っているのか、現地で語られる伝承や霊視系の話を総合すると、主に以下の3つの要素が複雑に絡み合っているようです。

  • 悲嘆と無念のエネルギー:
    壇ノ浦で滅亡した平家一門の、志半ばで散った武人たちの強烈な思い。
  • 純粋で高貴な神気:
    わずか8歳で神となった安徳天皇の、穢れのないピュアで強力な霊気。
  • 鎮魂と守護の祈り:
    「荒ぶる魂を鎮めたい」と願ってきた、歴代の神職や参拝者たちの800年分の祈りの力。

これらが渾然一体となっているため、霊感が鋭すぎる人にとっては「情報量が多すぎて酔う」「圧がすごくて入れない」と感じることもあるようです。逆に言えば、それだけの桁外れのパワーがある場所だとも言えます。

一般の参拝者にとっては最強のパワースポット

私たちのように特別な能力を持たない一般の参拝者にとって、この強大なエネルギーは「非日常的な神聖さ」や「背筋が伸びるような緊張感」として感じられます。

「境内に入った瞬間、空気が変わった気がした」「なぜか涙が出そうになった」という口コミが多いのも、この場所が持つ「圧」のようなものに、無意識のうちに魂が反応しているからかもしれません。

「何かいるかも」という背筋がゾクッとする感覚は決して間違いではなく、それだけ濃密な歴史のエネルギーに触れている証拠なのです。

境内で感じる不思議な雰囲気の正体とは?

赤間神宮の境内で感じる不思議な雰囲気の正体とは?

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赤間神宮を訪れた多くの人が、口コミサイトなどで「不思議な雰囲気がある」「他の神社とは空気が違う」という感想を漏らしています。その正体は、ここが辿ってきた数奇な運命と、竜宮城を模した特異な建築様式にあると私は思います。

お寺から神社へ変わった場所

赤間神宮は、明治時代の神仏分離以前は「阿弥陀寺(あみだじ)」という仏教寺院でした。もともとは、滅亡した平家一門の怨霊を供養するための場所だったのです。

境内には現在もお寺のような鐘楼があったり、怪談「耳なし芳一」の木像があったりと、神道の「明るい祝祭」と仏教の「静かな鎮魂」が混ざり合っています。この「神仏習合」の記憶が、独特の深みのある空気感を作っているのでしょう。

死後の世界を再現した水天門

さらに、シンボルである水天門にも秘密があります。

鮮やかな朱色と白のコントラストは、一見するとテーマパークのように華やかですが、その本質は二位の尼が幼い天皇に言い聞かせた「波の下の都(死後の世界)」を表現しています。

つまり、あの門をくぐるということは、擬似的に現世から異界(海の中の冥界)へと足を踏み入れることを意味します。この「死」と「美」のギャップが、訪れる人の無意識に働きかけ、「綺麗だけど、どこか怖い」「現実感がない」という不思議な感覚を呼び起こすのだと考えられます。

強いスピリチュアルなパワーの淵源とは?

赤間神宮は怖いという噂ばかりが独り歩きしていますが、実はスピリチュアルな感度が高い人たちの間では、西日本有数の強力なパワースポットとして知られているのをご存知でしょうか?

なぜ、悲劇の舞台がこれほどまでに強い力を放っているのか。その秘密は、この場所が持つ地形的なエネルギーと、800年以上積み重ねられてきた人の祈りの力の奇跡的な融合にあります。現地に立つと肌で感じる、その圧倒的なパワーの正体を紐解いていきましょう。

激流「関門海峡」が生み出す自然エネルギー

まず注目すべきは、赤間神宮が鎮座する立地です。目の前に広がる関門海峡は、一日に4度も潮の流れが変わり、時には川のように激しく流れることで知られる海の難所です。

風水やスピリチュアルな観点において、水の動きは龍脈(エネルギーの通り道)と深く関係しています。

海からの強大で荒々しい自然エネルギーが、潮風と共に境内にダイレクトに流れ込んでくるため、常に空気が循環し、停滞することなく浄化され続けているのです。境内に立つと背筋がシャキッとするような清涼感があるのは、この「絶え間ない浄化の風」が吹いているからかもしれません。

800年分の鎮魂が守護へ変わる奇跡

そしてもう一つ、パワーの核心にあるのが「人の想い」です。

1185年の壇ノ浦の戦い以来、この地には「幼くして散った帝をお慰めしたい」「荒ぶる平家の御霊を鎮めたい」という、数え切れないほどの人々の祈りが捧げられてきました。

「毒をもって毒を制す」という言葉がありますが、巨大な悲しみや怨念があった場所だからこそ、それを打ち消そうとする「癒やしと守護の祈り」もまた、桁外れに巨大なものになります。800年分の純粋な祈りが地層のように積み重なり、ネガティブな因縁を強力な「守りの結界」へと昇華させているのです。

再生と起死回生の聖地

赤間神宮は、一度は海に沈み滅亡した平家が、神域として現代に美しく蘇った場所でもあります。このことから、人生のどん底や大きな失敗から立ち直りたい時、現状を打破したい時に、強力な起死回生のパワーを貸してくれると言われています。

もしあなたが今、何かに行き詰まりを感じているなら、この地を訪れてみてください。海風と共に流れ込む強大なエネルギーが、迷いを断ち切り、再び歩き出すための勇気を授けてくれるはずです。

  • 自然の力: 関門海峡の激しい潮流がもたらす強力な浄化作用。
  • 祈りの力: 800年続く鎮魂の祈りが、怨念を強力な守護の力へと変換している。
  • 再生の力: 滅亡からの復興を象徴し、人生の再スタートを応援してくれる。

赤間神宮が怖いだけでない理由と魅力は?

赤間神宮が怖いだけでない理由と魅力は?

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「赤間神宮は怖い」というイメージが先行しがちですが、その強烈なエネルギーは、実は強力な守護の力へと転換されています。水底に沈んだ安徳天皇を祀ることから、水難除けや漁業の神としての信仰が厚く、また幼帝への母性的な祈りから、安産や子供の成長、家内安全のご利益があるとされています。

実際に訪れると、関門海峡を望む絶景と朱塗りの社殿が織りなす神聖な空気に圧倒され、怖さよりも清々しいパワーを感じる参拝者も少なくありません。境内では、平家の鎮魂を祈る巫女による舞や、季節ごとの祭事が行われ、歴史と文化が息づいています。

また、美しくデザインされた御朱印や、ここでしか手に入らないお守りも人気です。恐怖の伝説の裏にある、人々を惹きつけてやまない赤間神宮の聖なる魅力と、参拝時に知っておきたいアクセス情報などを詳しく紹介します。

水難除けや安産などのご利益とは?

「幼くして入水した天皇を祀っているのに、なぜ子供の成長や安産のご利益があるの?」

と不思議に思う方も多いかもしれません。普通に考えれば、悲劇の象徴のように思えますよね。しかし、神道には「御霊信仰(ごりょうしんこう)」という考え方があります。

これは、非業の死を遂げた強大な霊魂こそが、丁重に祀られることで、その強いエネルギーを「人々を守る最強の力」へと反転させるというものです。赤間神宮のご利益は、まさにこの「死」から「生」への劇的な転換によって生まれています。「怖い」と恐れるよりも、その深い愛と守護の力にぜひ注目してみてください。

水を制する最強の守護神として

赤間神宮の主祭神である安徳天皇は、壇ノ浦の海深くへと沈まれました。このことから、古くから漁業関係者や船乗りたちの間では、「水難除け」「海上安全」の神様として絶大な信仰を集めています。

「水の怖さと苦しみを知っている神様だからこそ、水辺で遊ぶ人や海で働く人を誰よりも強く守ってくれる。」

そんな信仰が根付いているのです。釣りやサーフィン、ダイビングなどのマリンスポーツを楽しむ方にとっては、これ以上ない心強い味方となってくれるでしょう。

全国「水天宮」のルーツと母の愛

実は、東京の日本橋などで有名な「水天宮(すいてんぐう)」は、ここ赤間神宮(および久留米の水天宮)に祀られている安徳天皇や、母である建礼門院(けんれいもんいん)、祖母の二位の尼を祭神としています。水天宮といえば「安産」や「子授け」で有名ですよね。

なぜ安産なのか。それは、最後まで幼い我が子を抱きしめて守ろうとした母と祖母の「強烈な母性愛」が、今もなお息づいているからだと考えられています。「現世では守りきれなかったけれど、神となってからは全ての子供と母親を絶対に守り抜く」。そんな悲痛なまでの決意が、強力な「安産」「子育て」のパワーとなっているのです。

どん底からの再生と起死回生

もう一つ、あまり知られていないけれど重要なご利益に再生や復興があります。平家一門は一度滅びましたが、その魂はこの地に鎮まり、赤間神宮という立派な社殿で再興され、800年以上人々に愛され続けています。

この歴史的背景から、人生のどん底や失敗から立ち直りたい時、新しいことを始めたい時に、起死回生のパワーを授けてくれると言われています。再スタートを切りたい方にとって、赤間神宮は背中を押してくれる最高のパワースポットなのです。

赤間神宮の主なご利益

  • 水難除け: 水の苦しみを知る神様が、水の事故から守ってくれる。
  • 安産・子育て: 母と祖母の深い愛情が、母子の安全と成長を強力に守護する。
  • 再生・開運: 滅亡からの再興を象徴し、人生の再スタートを応援してくれる。

癌封じや病気平癒の祈願について

癌封じや病気平癒の祈願について

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インターネットで赤間神宮について調べていると、検索候補に癌(がん)や癌封じというキーワードが出てくることがあります。ご自身や大切な方の健康への不安から、強力なパワースポットである赤間神宮にすがる思いで情報を探している方もいらっしゃるかもしれませんね。

赤間神宮と癌封じの関係、そして実際に参拝する際に知っておくべき情報を、現地の状況を踏まえて正直にお伝えします。

癌封じ専門の神社ではない?

まず、誤解のないようにお伝えすると、赤間神宮自体が癌封じを専門のご利益として公式に前面に打ち出しているわけではありません。おそらく、山口県内にある他の有名な神社との情報の混同や、「強いパワーがある=難病も治る」という期待から検索されていることが多いようです。

山口県内で「癌封じ」として特に有名なのは、山口市にある「櫻木神社(さくらぎじんじゃ)」です。こちらには専用のがん封じ堂があり、多くの参拝者が訪れています。もし、癌封じに特化したお守りやご祈祷を強く希望される場合は、櫻木神社への参拝も検討されると良いでしょう。

赤間神宮が持つ祓いの力

「じゃあ、病気平癒のご利益はないの?」というと、決してそんなことはありません。赤間神宮が持つエネルギーの本質は、怨念や災厄などのネガティブなものを鎮める強力な「厄除け(祓い)」の力です。

病気もまた、一種の「災い(厄)」と考えられます。800年もの間、荒れ狂う海や怨霊を鎮めてきたこの場所のパワーは、病気という災いを祓い、弱った心身に生きる活力を与えてくれる生命力の源のような場所です。

「ここに来て海風を浴びたら、ふさぎ込んでいた気持ちが晴れた」「戦う勇気が湧いた」という声も多く、心の拠り所として病気平癒を願うには素晴らしい場所であることは間違いありません。

メモ

具体的な癌封じのお守りを探している場合は、山口市の櫻木神社が有名です。

一方で、赤間神宮は強力な厄除け」や「心願成就」の神様として、闘病への精神的な支えや、回復への祈りを捧げるのに適しています。ご自身の直感で「行きたい」と思った場所こそが、今のあなたに必要な場所かもしれません。

赤間神宮の人気のお守りは?

参拝の後にぜひ立ち寄っていただきたいのが、水天門のすぐそばにある授与所です。ここには、赤間神宮ならではの歴史と御神徳が込められた、種類豊富なお守りがずらりと並んでいます。

怖いというイメージとは裏腹に、赤間神宮のお守りは白と赤を基調とした非常に雅(みやび)で美しいデザインが多いのが特徴です。また、安徳天皇が歴代天皇の中でも唯一、海に沈まれた天皇であることから、他所の神社ではあまり見かけない特化したご利益のお守りを受けることができます。

釣り人やサーファーに人気!龍神ステッカー守と水難除け

赤間神宮ならではの授与品として注目なのが、「龍神ステッカー守」です。

安徳天皇が入水されたという史実から、赤間神宮は「水底の都」として海のあらゆる災難を鎮める力を持つとされています。そのため、地元の漁師さんはもちろん、釣り人、サーファー、ダイバーといった海を愛する人々が、水難除けのご利益を求めて訪れます。

特にこのステッカータイプのお守りは、クーラーボックスやタックルケース、サーフボードなどに貼ることができるため、実用性が高く大人気。「厄除守」と合わせて持つことで、海や川でのレジャーをより安心して楽しめる最強のパートナーとなってくれるはずです。

天皇家ゆかりの「菊の御紋」が入った高貴な授与品

お守りや御朱印帳を手にしたとき、ぜひ注目してほしいのが「菊の御紋(十六八重表菊)」です。これは日本の皇室の紋章であり、安徳天皇をお祀りする官幣大社(旧社格)であった赤間神宮だからこそ許された、格式の高さの証明でもあります。

一般的な神社のお守りと比べて、どことなく気品や威厳を感じるのは、この御紋の力かもしれません。持っているだけで、背筋が伸びるような神聖なパワーを感じられるはずです。

お守りの種類(初穂料) 特徴・おすすめの方
龍神ステッカー守(800円) 海を司る龍神様の力が込められたステッカー。釣り具やサーフボード、バイクなどに貼って水難・災難除けに。
安産守ストラップ(800円) 「水天宮」のルーツならではの安産祈願。スマホやバッグに付けやすいストラップタイプで、妊婦さんへの贈り物にも最適。
厄除守(800円) 水難を含むあらゆる災いを祓うお守り。赤間神宮の強力な「祓い」の力を持ち歩きたい方に。
チャイルド守(1,500円) 幼くして神となった安徳天皇のご加護を。お子様の健やかな成長と安全を願う、特別なデザインのお守りです。
幸せ桜守(800円) 春の訪れのような幸福を願うお守り。見た目も可愛らしく、恋愛成就や心願成就のお土産としても人気。
交通安全守(800円) 水難除けの力は、流れるもの(車や交通)の災厄を祓う力にも通じます。日々の運転や通学の安全に。

特に水天門をモチーフにしたデザインや、赤と白の鮮やかな色使いのお守りは、お土産としても非常に喜ばれます。単なる記念品ではなく、800年の歴史が守ってくれる強い守護のパートナーとして、ご自身の直感で「これだ!」と思うものを選んでみてください。

祭事での太夫や巫女の役割とは?

赤間神宮の祭事での太夫や巫女の役割とは?

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赤間神宮を訪れるなら、祭事のタイミングも要チェックです。最も有名なのが、毎年5月(ゴールデンウィーク期間中)に行われる「先帝祭(せんていさい)」です。

このお祭りでは、豪華絢爛な衣装をまとった5人の太夫(たゆう)たちが、高いぽっくり(下駄)を履いて独特の足運びで練り歩く「上臈道中(じょうろうどうちゅう)」が行われます。

これは、生き残った平家の女官たちが、遊女に身をやつしてまで安徳天皇の御霊を慰め続けたという、涙ぐましい伝承に基づいています。この日ばかりは、境内が平安絵巻のような美しさに包まれ、怖さなど微塵も感じさせない華やかさに圧倒されます。(出典:赤間神宮公式サイト

また、日々の奉仕や祭事で活躍する巫女さんの姿も印象的です。

赤間神宮では「抜頭(ばとう)」など、他ではあまり見られない珍しい舞が奉納されることもあります。静寂の中で巫女さんが舞う姿は、まさに神と人、そして過去の霊と現在をつなぐ儀式。もし舞を見る機会があれば、その所作の美しさに注目してみてください。

参拝の証として頂く御朱印

御朱印巡りをされている方にとって、赤間神宮は絶対に外せない特別な場所です。なぜなら、ここには他の神社ではめったに見られない、日本の歴史の「重み」そのものが記されているからです。

単なる記念スタンプとは一線を画す、赤間神宮の御朱印の持つ意味と、その美しさについて詳しくご紹介します。

天皇を祀る証「菊の御紋」の威厳

赤間神宮の御朱印の最大の特徴は、中央上部に堂々と押される「十六八重表菊(菊の御紋)」です。

ご存知の通り、これは皇室の紋章です。安徳天皇という歴代天皇をお祀りしているからこそ許された、最高ランクの格式を示す証です。かつての社格制度でも「官幣大社(かんぺいたいしゃ)」という最上位に位置づけられていた赤間神宮。その御朱印には、シンプルながらも圧倒的な気品と威厳が漂っており、頂いた瞬間に思わず背筋が伸びるようなありがたさを感じます。

竜宮城を持ち帰る? 美しすぎるオリジナル御朱印帳

これから御朱印集めを始めようと思っている方や、新しい帳面を探している方には、赤間神宮オリジナルの御朱印帳が強くおすすめです。

表紙には、シンボルである鮮やかな朱色の水天門と、目の前に広がる関門海峡、そして激しい渦潮が織りなす風景が、緻密な刺繍やプリントで表現されています。まるで、竜宮城の美しさをそのまま手元に閉じ込めたようなデザインは、見るたびに旅の思い出と現地の神聖な空気を蘇らせてくれるでしょう。

御朱印を頂く際の注意点

  • 受付時間: 一般的に神社の授与所は夕方(17時頃)には閉まることが多いです。ギリギリの時間ではなく、余裕を持って参拝しましょう。
  • 初穂料: お釣りのないよう、小銭(100円玉など)を予め準備しておくとスマートです。
  • マナー: 御朱印は「参拝の証」です。必ず先に参拝を済ませてから授与所へ向かいましょう。

赤間神宮の御朱印は、単なるコレクションではありません。

悲劇の幼帝への鎮魂の祈りと、800年の歴史を見つめてきた証です。帳面に記された墨書きを見るたびに、この地で感じた怖さと美しさ、そして守護の力を思い出せる、一生の宝物になるはずです。

赤間神宮への交通アクセスは?

赤間神宮への交通アクセスは?

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最後に、アクセス情報もしっかり押さえておきましょう。赤間神宮は下関市の海沿い、観光の中心地に位置しており、公共交通機関でも車でも比較的行きやすい場所にあります。

  • バスの場合: JR下関駅から「サンデン交通バス」に乗車し約10分。「赤間神宮前」バス停で下車してすぐ目の前です。本数も多いので便利です。
  • 車の場合: 中国自動車道「下関I.C」から約15分。無料の駐車場も完備されていますが、先帝祭の日や連休などは大変混雑するため、周辺の有料駐車場もチェックしておくと安心です。

すぐ近くには、新鮮な寿司が楽しめる唐戸市場や、ペンギンで有名な海響館(水族館)もあります。怖い伝説の検証をした後は、下関の美味しいグルメや観光を楽しんで、気持ちをリフレッシュして帰るのがおすすめのプランですよ。

赤間神宮は怖いについての総括

赤間神宮は怖いという噂の裏側には、壇ノ浦の戦いという悲劇的な歴史と、それを鎮めようとしてきた人々の長い祈りの歴史がありました。七盛塚や耳なし芳一の伝説は確かに少し背筋が寒くなるお話ですが、それはこの場所がそれだけ強いエネルギーを持っている証拠でもあります。

実際に足を運んでみると、怖いという感情以上に、その美しさと神聖な空気に心が洗われるはずです。水難除けや安産のご利益をいただきつつ、歴史の重みに思いを馳せる。そんな深い体験ができる赤間神宮へ、ぜひ一度、勇気を出して訪れてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの心に残る特別な参拝になるはずです。

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